Google Colabで必要モジュールをまとめて入れる方法3選
皆さんこんにちは、クルトンです。
import文を書いた時に、ModuleNotFoundErrorが出る事がありますが、その時に複数のモジュールを入れる必要がある場合もあります。
今回は複数必要なモジュールが足りていない時のpip installについて調べてみました。
必要モジュールをまとめてpip installする方法3選
pip installをする場合にrequirements.txtを使ってpip install -r requirements.txt
をすることで、複数モジュールを一気にインストールできます。そのため、requirements.txtを使う方法をまずはご紹介します。
実行している環境は全てGoogle Colabです。
Driveにアップロードされているファイルを使用してインストール
まず最初にドライブの任意の場所に、インストールしたいモジュールが書かれたrequirements.txtファイルをアップロードしておきます。
次にdrive.mountメソッドでGoogle Colabのドライブに接続します。
import os from google.colab import drive drive.mount('/content/drive')
ファイルがアップロードされているにディレクトリの現在地を変更します。
os.chdir('/content/drive/MyDrive/<ファイルをアップロードしたファイルパス>')
念のため、アップロードされているファイルがあるか確認してください。
!ls
requirements.txtファイルに書かれているモジュールをダウンロードします。
!pip install -r requirements.txt
Driveにローカルのファイルをアップロードしてからpipコマンドをrオプションつきで実行
files.uploadメソッドでファイルをアップロードする画面を出します。
from google.colab import files files.upload()
こちらの画像のような画面になっているかと思います。ファイル選択のボタンをクリックしてファイルをアップロードしてください。
アップロードしたファイルが存在しているか念のため、確認してください。
!ls
requirements.txtファイルに書かれているモジュールをダウンロードします。
!pip install -r requirements.txt
for文+shellコマンド
最後にGoogle Driveにファイルをアップロードしない方法を紹介します。 こちらはrequirements.txtを用意しなくても良いです。
まず、インストールしたいモジュールの名前を書いたリストを用意します。次のリストは一例です。
requirements =[ "diffusers", "transformers", "ftfy", ]
次にfor文を使って、個別にpip installを行います。
for x in requirements: !pip install $x
終わりに
今回は、pip installで複数のモジュールをGoogle Colab上で行う方法をご紹介しました。
requirements.txtファイルを使う方法は知っていたのですが、for文とshellコマンドを組み合わせて実行する事が出来ました。他のshellコマンドを使うと、応用が効きそうです。
今回はここまで。
それでは、また!